「名探偵コナンハロウィンの花嫁」を見に行った感想。

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映画

映画感想八回目。5/1に観賞。
休みを取ってなかったんですけど、セッセセーイと見に行きました。

大きいホールの方での上映で、ざっと見て50人以上いました(汗
少なく見積もってなので、100人はいた気がする。
流石安定の大ヒット作品。

簡単なあらすじ

渋谷で開かれた結婚式の会場で、突如暴漢が乱入する事件が発生。同時期に、過去の爆弾魔が脱獄。やがて、その爆弾魔を見つける公安だったが、直後何者かによって、公安の古谷に爆弾の首輪がつけられてしまう(あらすじ検索するとこんな風に出て来る)。
序盤はこんな感じですが、出だしはミスリードで嘘が紛れている。

見に行こうと思った動機

今年は見に行くつもりとかなかったんですが、高木刑事と佐藤刑事がメインっぽいのが気になり、直前に放送されていたテレビアニメスペシャルにも上手く乗せられて見に行っちゃいました。昨年、劇場で流れた警察学校編関係だけだったら見に行かなかったと思います。

良かった点

あらすじでも触れましたが、宣伝を上手く使って序盤に大きな仕掛けを入れており、そこは見事に騙されたので一本取られた感じでした。
それとほぼ全て登場人物が、シナリオで活躍しているので良かったです。高木刑事と佐藤刑事はそこまでメインではありませんでしたが、普段脇を固めている良キャラが活躍する姿を見れるのは嬉しい所。推しキャラという訳ではないですが、主人公格以外を好きになる事が多い自分にとっては、脇役のキャラをちゃんと描いてくれるのは好感度が高くなっちゃいますね。
回想で警察学校編のキャラの活躍とかも描かれてますが、回想なのに緊張感があるのも凄い。回想で緊迫感のある演出は中々珍しいと思う。
そして今作の犯人(黒幕)は、とにかく強い。昨年は主人公側がインフレしすぎて、犯人が可愛そうなレベルだったんですが、今作はほんとにいい感じの悪を演じてました。声は有名な方ですが、昨年みたいにモブっぽいキャラに強キャラの声が当てられてるのではなく、元々重要そうなキャラに声が当てられていたので、違和感がなかったです。今作の黒幕の方は普段演じないタイプのキャラを演じていたので、豹変するシーンは見所の一つ
黒幕の置き土産の仕掛け爆弾とかも、よくこんな爆弾の仕掛けを思いつくなといった驚きがあり、総戦力でこの映画を創り上げている印象を受けました。EDテーマ曲もいいしね。
黒幕が誰かというのは、容疑者の少なさもあり読みやすい部分はありますが、ラストのオチも含め、展開が読めても面白いと感じられる隙の無いシナリオになっていました。
そして今回改めて凄いと思ったのは、感情移入出来るキャラクターの豊富さです。
少年探偵団は子供目線、高木刑事と佐藤刑事は大人目線、公安の降谷は同期を失った警官目線、黒幕を追っていた外国人は家族を失った闇落ち目線、黒幕を信じていた人は恋人に裏切られた絶望感などがスクリーンから伝わってくるものがあり、感情移入するキャラによってこの作品の印象が変貌し、感情移入出来るキャラクターが多ければ多いほど、心揺さぶられる一作に仕上がっていると感じました(コナン君自体、大人と子供の両方の視点から見れるので、よく出来た主人公だと再認識した)。
ハロウィンの花嫁のタイトルも佐藤刑事関連と思いきや(ダブルミーニングかも)……と、構成は現在と過去が上手く交差しており、全てに置いて隙がなかったです。

悪かった点

良かった部分でべた褒めしてるのでわかると思いますが、今作は悪いと思った部分はほぼ無し。しいて上げるならというか、難癖的個人的に思う部分を……。
まずメインヒロインの欄ねーちゃんの活躍が、偶然見た紙切れの図形のみ。
今作は別キャラに花を持たせるという事で出番が少なかったのかも。
それと、こういったシーンはアニメでありがちで、全般的にあまり好きではないシーンなので悪い部分として書いちゃいますが、コナン君が黒幕に復讐する外国人を引き留めるシーンがちょっと嫌でした。
子供の意見に大人が説得されてしまうシーンが根本的に嫌い。コナン君はある意味大人……でも中身は高校生で……子供かどうかは置いといて……。
細かく説明すると、黒幕に復讐したいロシア人の女性は大切な家族を(子供も)殺されて、黒幕に復讐する為に今まで手を汚してきた訳です。そこにコナン君は復讐はダメだ的な流れになります。少年マンガ的にコナン君の説得は正解なのですが、リアル目線で見ると、家族を殺されて全てを失った女性に対して、大事な人や家族が健在している子供が、本当の意味で相手の立場を理解出来ないのにそういう言葉をかけてしまうのは、相手の感情を逆なでするか傷つけてしまう部分だと思うので、難しい部分だけど、この流れは何とかしてほしかったかな。手を汚して仲間を集めて日本に遠征までしてるのに、あの言葉で説得はされないと思うんだけど、ロシア人女性は根が良い人だったという事で解釈しておきます。

この映画をおススメする人

アトラクションのようなサスペンスを楽しみたい人。社内恋愛物を楽しみたい人。
かっこいい刑事物を楽しみたい人。元より名探偵コナンが好きな人。
……というより、アニメ映画好きの方には全方向におススメ。

おススメしない人

リアリティを求める人(劇場版コナンではあり得ない動きをするキャラが沢山出ます)。
酷い過去があるのに、子供に説教される気分を味わいたくない人。

まとめ

シナリオ
★★★★★
作画
★★★★☆
キャラクター
★★★★★
音楽
★★★★☆
総合
★★★★★

総合星5段階評価で満点です。
推しキャラ(長野県警)が出てないし、黒の組織も出てないのに、これだけ面白く感じるのはガチで名作。黒の組織が関わらないとそこまで盛り上がらないという印象を覆した作品。
最近のコナン劇場版は本当に面白い作品が多く、原作がこの劇場版を越えられるのか不安になるレベル(原作未読のアニメ組は未だにラムの正体がわからず、テンポは完全に死んでいる)。原作が続くにしろ終わるにしろ、毎年これだけ面白い作品が見れるなら、劇場版は続けていってほしいなと思います。
余談ですが、上映終了後、お客さんが席を立ったり、まだ余韻に浸っているであろう中を通り過ぎたのですが、「えっ嘘でしょ、泣くところなんてあった?」という(割と大きい)声が聞こえて、泣いてる人もいたのかと少し驚きましたが、泣く気持ちもわからなくはないなと思いました。公安の降谷零目線で見ると、この作品中々切ないんですよね。警察学校編のキャラクター達のセリフとか、亡くなった刑事のセリフとして捉えると……ね。エンディングで暗い部屋の中、一人でビール(?)を飲む安室さんがとても切ない。安室の女を生んだ22作目とはまた違う、ファンには堪らない作品になったのではないでしょうか。警察学校編のファンじゃない自分も、かなりいいと思ったので(むしろ今作を見るまで警察学校編は原作の進行速度を遅らせている要因だったので苦手だった)。
ゼロの日常も(飯テロアニメでしたが)楽しめました。

※今作から星評価を細分化しました。(直近で見た作品が絵と内容に差がありすぎたので)
 過去に視聴した映画も更新予定というか多分もう更新されてます。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。